「世界一細長い本」は短い。
今回は、あの佐藤雅彦氏の本
「Fが通過します」のご紹介。
さすが佐藤さん、普通の本は作らない。
やっぱりコンセプトがちゃんとあるんですよね。
今回の本のコンセプトは「世界一細長い本」。
実に明快ですよね。
写真を見てもらえばわかりますが、
タバコの箱の側面くらいの細さです。
もともとは雑誌の端っこをジャックして始まったものが
1冊の本としてまとめらたのが、本書。
内容は、「細長さ」を有効に利用して
絵やコトバがちりばめられた、
1~2P完結の「短い」お話の集合体。
最初は「???」ってなるページもチラホラありますが、
読み進めるうちに、見方や捉え方がわかってくる。
すると、どんどん読み進めたくなるんですよね。
ちなみに僕のお気に入りの作品は「ホッチキス」。
ネタばれになるのでこれ以上は申せませんが、
とにかく、細長さだけじゃないおもしろい視点が入った名作です。
他にも「ほぉー」「へぇー」「ふぅー」となるような
脳みそをくすぐられる作品満載ですよ。
まぁ、ちょっとした息抜きに最適ですな。
是非、一度手にとってみてくださいまし。
くっつん
Posted by paradoxparadox on 8 月 23, 2006 at 03:38 午後 カテゴリー: ぶっくりちまくり | Permalink
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