そうだ 京都、 行こう

あの、ＪＲ東海の名作ポスターシリーズが、１冊の本になりました。
春夏秋冬ごとに台割がわけられ、
見開きごとに迫力のある写真と心に響くコピーが掲載されています。
とくにいいなぁと思ったのは、秋・冬・春・夏の順番に編集されていること。
そう、京都と言えば、やっぱり秋。そこで心をギュッとつかまれます。
その状態で読み進めていくと、意外な季節の意外の発見があったり、
これまた旅情をそそられます。うまくできてるなぁと思いました。

さらに、すごいのはこれだけじゃないんです。
巻末にはガイドブックもついていて、このガイドがまた１つづつ丁寧に、
歴史背景などにも触れながら書かれているんです。
特別にこのシリーズのファンではなくても、ちゃんと京都に行きたくなる。
おそらく宣伝効果もしっかり狙った編集をしているんでしょう。
こういうつくり方もなかなか勉強になるなぁと思いました。

「そうだ　京都、 行こう。」
淡交社　1600円

（大澤）