「大胆な視点の移動」
ダイナミックレンジ、という言葉があります。
オーディオのスペックなどに用いられ、dB(デシベル)という単位で表されます。表現できる小さな音と、大きな音の差がどのくらいあるのか、という幅を指します。いくらコンポの音がよくっても、ライブのほうが感動するのは、このダイナミックレンジの差も大きいんですね。
人に関しても、同じことが言えるんじゃないかと思っています。大胆かつ繊細、その振れ幅のある人は、スケールや器の大きさを感じさせる人が多いですよね。そういう、すごく大きいことと小さいこととか、高いことと低いこととか、主観的と客観的とか、その振れ幅を楽しんでいる作品をご紹介しましょう。こういった視点の移動を楽しめるようになれば、もっと人生が楽しくなると思います。
◎パワーズオブテン 数々の建築やインテリアを生み出したイームズ夫妻の実験映画です。極大の宇宙から極小の世界までを一瞬で旅する。同じところを見ているのに、こうも視界が変わってくるのかというところに、大いなる刺激を感じます。
◎GRV1778 タレント化したイラストキャラクター「チャッピー」でお馴染みのグルーヴィジョンの作品。視点の上げ下げが小気味いい、ついつい見入ってしまうカーチェイス作品です。
(鈴木)
Posted by paradoxparadox on 6 月 9, 2006 at 03:23 午後 カテゴリー: ぶっくりちまくり | Permalink
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